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Interview

伊藤 信貴Nobutaka Ito

ビジネスシステムソリューション本部
エンジニアリング&デザインシステム部
シニアマネジャー

1999年新卒入社

※所属はインタビュー当時の内容です。

現在の仕事・ミッションを教えてください

R&Dで使用されるシステムの開発・運用

車両の設計開発部門(R&D)の電子電装設計部署で使用される、設計専用システムの開発・運用を担当しています。 例えば、車両の電子電装プラットフォーム(EE Architecture)の設計や、ハーネス(電気通信を行う電線など)の設計を行うためのシステム開発プロジェクトや運用を行っています。
このプロジェクトでは、様々な業務ニーズをピックアップしながら機能開発や運用につなげていくことが求められますが、それぞれの業務のやり方や必要な機能などをキャッチアップし、システム開発につなげていくには、苦労する面も多々あります。これらをまとめながらプロジェクトを前に動かしていくのが、私の業務で大切な点です。

仕事のやりがいを教えてください

クルマづくりに貢献できた時の喜び

システムがリリースされた時には達成感を感じます。例えば以前、R&Dからの要望でサイバーセキュリティ関連の技術を導入したサポートシステムを開発したことがありました。R&Dをサポートする技術要素が含まれていたため、私がプロジェクトに参加したのですが、業務・技術要件の理解が難しい特殊なシステムで、かつ車両開発のタイムラインに合わせてシステム開発を進めていく必要もありました。
システム開発が遅れると予定通りに車両を発売できなくなってしまうという責任の重さを感じましたが、最終的に無事にサポートシステムも立ち上がり、R&Dの担当者からも感謝の言葉を頂き、クルマづくりに貢献できたという喜びを感じました。

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仕事を通じてどんな強みを得られましたか?

アライアンスプロジェクトでのダイバーシティの経験

ルノーとのアライアンスプロジェクトや海外拠点とのグローバルプロジェクトなどを通じて、実務でダイバーシティを経験できました。例えば、日本であればお互いに察して進めるところも、アライアンスプロジェクトでは細部まで話し合いながら仕事を進めていきました。こうした経験を通じて、自分の主張とは違う意見であっても、一度フラットに受け止めた上で、建設的な議論ができるようになったと思います。
また、部署の異動などを通じて、アプリケーションの開発のみならず、インフラ領域の経験が積めたことも自分の強みになったと感じています。

日産の好きなところはどこですか?

憧れのクルマやNISSAN WAYの存在

私は物心ついた時からクルマが好きで、憧れていたクルマがあったことから日産に入社しました。また、日産の行動指針であるNISSAN WAYも好きで、特に「The power comes from inside(すべては一人ひとりの意欲から始まる)」という言葉は今の仕事の上でも大切にしています。マネジメントにおいても、メンバーたちのモチベーション、「やってみたい」という気持ちは尊重しています。
情報システム部門という点に関して言えば、システム開発の標準化や効率化を進める文化が根付いており、先進的な取り組みも行っています。変革に前向きな文化であることも日産の情報システム部門の魅力です。

日産の情報システム部門でキャリアを積む魅力は?

クルマづくりへの貢献やダイバーシティ

間接的にはなりますが、自分が担当したシステムをユーザーが使用することでクルマづくりに貢献できるのは、日産の情報システム部門だからこそ経験できることだと思います。ITや車両関連の技術は日々進歩していますが、システム開発を通じて新しい技術にいち早く触れ、実際に活用できるのも情報システム部門で働く魅力です。
また、ダイバーシティに富んだ環境で働くことで、自分自身の視野も大きく広がります。ここで言うダイバーシティとは、国や文化の違いだけではありません。海外の仲間と一緒に仕事をすることはもちろん、R&Dなどのユーザー部署、そして様々な分野のスペシャリストなど、多種多様な人たちと協業しながら仕事を進めるということです。ダイバーシティの経験はキャリアの上でも大きな価値になります。

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あなたのキャリアビジョンを教えてください

働きやすい、魅力的な環境を作っていきたい

日産の情報システム部門をより働きやすい、魅力的な環境にしていきたいと考えています。例えば、エンジニアリングシステム部のカウンターになる北米・英国の拠点に赴任して、日本側の部署との協業をサポートするような経験も積んでみたいです。お互いにとってより良い形で協力し合えるようにサポートができたらと思います。
また、マネジメントという立場で大切にしているのは、大変な時も常に笑顔を忘れず、メンバーのモチベーションを大切にすること。情報システム部門の仲間たちが前向きに働き続けられる環境づくりにも貢献していきたいです。