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Interview

山本 健介Kensuke Yamamoto

DX推進本部 デジタルトランスフォーメーション推進部 データサイエンス
シニアマネジャー

2022年中途入社

※所属はインタビュー当時の内容です。

日産に入社するまでの経歴を教えてください

外資系企業2社でマーケティングサイエンスを経験

新卒で入社した外資系のオーディオメーカーに22年務め、主にマーケティングを担当してきました。アメリカ本社で開発された製品を日本に導入するプロダクトマネジメント業務や、マーケティングサイエンスのデータ分析業務などを中心に行いました。その後、外資系のITメーカーに転職。そこでは主に機械学習を活用したCRMマーケティング業務を経験しました。
日産の情報システム部門に転職したのは、知人経由で「データサイエンスの新しいチームでオープンポジションがある」という話を聞いたのがきっかけです。これからの自動車業界ではデータを活用したイノベーションが重要であり、この大きな変革の一部に携わることができるのは、キャリア上も大きな財産になりそうだと思いました。

現在の仕事・ミッションを教えてください

データサイエンスチームのリード

日産社内の様々なビジネス上のデータ分析課題に対して、データサイエンスの技術を用いて解決まで導くため、データ収集・蓄積の仕組みづくりから分析モデルの開発、インサイト提案までの一連のデータ分析業務に携わっています。データサイエンスチームは日本のグローバル本社の他、インドにも拠点があり、日本とインドはOne teamとして課題に取り組んでいます。
ここでの「課題」には様々なものがありますが、例えばセールス・マーケティング領域の課題から、車体設計・製品開発に関わる課題、生産・物流に関わる課題など多岐にわたります。このように幅広い領域の課題に対して、グローバルのチームで取り組んでいる点が特徴です。

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データ分析における日産の強みは何ですか?

優れたデータサイエンスチームが内部にあること

私自身も入社して驚いたことなのですが、日産のデータサイエンスチームには優秀なデータサイエンティストが多数在籍しており、それぞれが専門知識を活かして協業しながら、様々な領域のデータ分析業務を自社内のリソースだけで完結することができます。特にインドのチームには世界でもトップレベルのデータサイエンティストが多く、インドと協業しながら人財育成にも取り組んでいます。
私は以前勤めていた企業でもデータ分析の内製化を行ったことがあるのですが、ビジネスの意思決定に貢献できるデータ分析を行うためには、内部の視点からビジネスの背景まで深く理解した上で課題を特定し、価値のあるインサイトを提案することが重要です。データサイエンスの経験者にとって、日産のデータサイエンスチームはとても魅力的なチームだと思います。

仕事のやりがいは何ですか?

独自のビッグデータを直接触ることができる

私は日産に入社するまでマーケティング領域を専門にキャリアを築いてきましたが、日産社内における様々な領域のビジネス課題に触れることで物事を見る視野がとても大きく広がりました。また、データの重要性は多くの企業で叫ばれていますが、ビッグデータを社内に蓄積して効果的に活用できている会社は、巨大IT企業などを除くと、実はあまり多くありません。その点、日産にはコネクテッドカーからの車両データをはじめとしたビッグデータが豊富にあり、まさに今、それらのデータを活用したイノベーションの創出が求められています。
今まで扱ったことのないビッグデータに直接触れながらデータサイエンスの技術を用いて分析することができる点には、私自身、とても知的好奇心を刺激されています。

日産の情報システム部門でキャリアを積む魅力は?

真にグローバルな環境でキャリア形成できる

自動車業界は百年に一度の大変革といわれるCASE革命が注目され、日産も大きな変革のうねりの中で、電動化戦略、知能化戦略、コネクティビティ戦略を推進しています。日産の情報システム部門は、それらの改革の推進役としての役割を求められており、このタイミングでキャリア形成できることは非常に価値のある経験になります。
私たちの所属するデジタルトランスフォーメーション推進部はダイバーシティに富んだチームであり、特にデータサイエンスチームは比較的新しい組織で、ほとんどが中途入社の社員です。業界や職種、文化、国籍も様々なメンバーで構成されており、インドのデータサイエンスチームとも日常的に協業するなど、真にグローバルな環境でキャリア形成できます。

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あなたのキャリアビジョンを教えてください

チーム拡大と人財育成に取り組みたい

これまではデータ分析の専門職としてキャリアを積んできましたが、今後はマネジメント経験も積んでいきたいと考えています。日産の情報システム部門におけるデータサイエンスチームは今後も積極的に採用を続け、チームを拡大していく予定です。しっかりとチーム作りを行い、私自身もコーチングやリーダーシップといったマネジメントスキルを同時に磨いていきたいです。
データサイエンスは技術の進歩がとても早い世界です。インドチームとの交流も頻繁に図りながら、外部のデータサイエンスコミュニティにも積極的に参加し、広い視野を持って専門スキル・知識を学びながら市場価値の高いキャリアを形成できる環境を整えていきたいと思います。