もっともっとグローバルに働きたい。
日産にはその環境があった。

以前勤めていたのは、日系の電気機器・電子部品メーカー。自動車業界や工作機械業界のお客様向けに、切削工具の技術営業を担当していました。海外拠点への定期的な出張もあり、それなりにグローバルな環境で働いていたものの、“日本のやり方を海外に伝える”という一方通行的な側面も感じていたんです。より日常的に、もっと相互に、多様なバックグラウンドを持つ社内外のメンバーと切磋琢磨し合える環境を求めて、転職を考えるように。

自動車業界に対しては、大学で国際政治を学んでいた当時から、社会・経済に与える影響の大きさや、産業としての裾野の広さに惹かれていました。また、前職時代の担当顧客に自動車メーカーが多く、業界自体に馴染みがあったことも大きいですね。その中で日産は、私が求める本当の意味でのグローバルな環境があったこと、自分のキャリアのロールモデルとなるような女性社員が多数活躍していたことなどに魅力を感じ、入社を決めました。

よりモノづくりの現場に近づくために。
購買へのキャリアチェンジを決断。

日産への転職を機に、営業から購買へキャリアチェンジをしました。その理由は、“モノづくりの現場に近いポジション”での仕事を望んでいたから。前職では担当商材の切削工具を軸に、顧客のモノづくり現場の生産性向上を実現する提案を行っていましたが、完成車メーカーの営業部門では、モノづくり現場との距離感が大きく変わってしまう可能性がありました。一方、購買部門であれば、取引先であるサプライヤーの現場と密接な関係性を保ちながら仕事ができ、なおかつ前職で得た経験も活かせるなと。

実際、営業時代に学んだ製造工程や品質に関する知見、データ分析のスキルは、立場が“売る”から“買う”に変わった現在でも十分に活かせています。ただ、購買の仕事では、新車の企画からリリース、その後の現行車種の部品調達までを見据え、常に中長期的な視点に立ったサプライヤー選定・検討が必要です。営業時代とは異なる時間感覚で業務と向き合わなければならない難しさも感じています。

お互いにベストな結果を目指し、
サプライヤーとともに試行錯誤を重ねる。

現在の部門では、電動車のバッテリーやインバーター関連の電子部品調達、半導体の安定供給に向けた購買戦略の検討提案などを任されています。部品調達に関しては、新車の開発段階におけるサプライヤーの選定に加え、すでに市場にリリースされている現行車部品の安定調達も担当。サプライヤーとともに、どのようなタイミングで、どんな方法で製造すれば互いにベストな結果が得られるかについて、日々試行錯誤を重ねています。自分の望んでいた“モノづくりの現場に近いポジション”で仕事ができていることがやりがいですね。

また、クルマの部品や材料は世界各国の産業と密接に関係しているため、各国政府の政策転換や他国で発生した自然災害などによって、私たちの業務や取引先様が直接的な影響を受けることも珍しくありません。決して喜ばしいことばかりではないのですが、“自分の仕事が世界とつながっている”という実感を得ながら仕事ができる、刺激の多い環境であることは確かです。

ダイバーシティの浸透は想像以上。
年齢・国籍・性別に左右されず活躍できる。

購買部門は、日本だけに限っても約600名のメンバーが在籍しており、国籍やバックグラウンドの異なるさまざまな社員が活躍しています。まさに私が求めていた、真にグローバルな環境です。また、日産は、想像していた以上にダイバーシティが浸透していて、年齢や国籍、性別に左右されることなく、誰もが思ったことを発言・提案できる風土。本人が望めば挑戦のチャンスも与えられます。自分の考えていることを明確に発信できる方にとっては、とても楽しく仕事ができるはずです。

働き方に関しては、有給やフレックス勤務、リモートといったさまざまな制度が準備されているだけでなく、多くの社員がそれらを上手に活用している印象があります。私自身も親の介護と仕事の両方に追われていた時期があったのですが、上司や周囲の方々が「必要なときは家族優先でいいからね」と手厚くサポートしてくださいました。こうした働きやすさも、日産の魅力の一つですね。