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社員インタビュー

吉田 茉祐Mayu Yoshida

Japan HR Strategy Group(人事)
Staff

2018年入社 | 法学部

※所属は取材当時のものです

就きたい職種が明確で、日産の
職種別採用が魅力だったと聞きました。
希望職種が定まった
キッカケを教えてください。

幼少期にマレーシアに5年間住み、日本に帰国後、公立の小学校に入学。「どうして何かをやりたいと思っても、声をあげられない”空気”があるのだろう」「なんで日本の子は、自分のComfortable zoneから飛びだすことを恐れるのだろう」という息苦しい記憶が、私の原体験になっています。
人事という仕事に興味をもったのは、大学時代に携わっていた高校生向けサマースクールを運営している教育NPOでの経験からです。8泊9日の合宿を通じて、世界中の高校生や大学生、社会人が一同に集り、多様な価値観/生き方に触れることで、高校生が自身の将来の選択肢を広げられる”場”を作ることを目指して活動していました。私は人事という役割で携わる中で、自分の仕事を通じて人の選択や挑戦を支えられ、一人ひとりのやりがいや組織全体の変革に取り組むことができる人事の仕事を、生涯続けたいと思うようになりました。 やりたい仕事が決まっていた私にとって、日産の職種別採用はとても魅力的でした。色んな個性が受け入れられる企業風土は、「誰しもが自分の個性や想いに自信を持ち、やりたいことに挑戦できる世界にしたい」という原体験から得た自身のビジョンとフィットしていたし、バックグラウンドに関係なく挑戦できる”日産らしさ”がとても好きでした。

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入社1年目からGlobal Challenge Program(GCP:20代向け海外派遣リーダー
育成プログラム)の企画・運営を
任されたそうですね。

当時の上司がいい意味で放任主義の方で、入社直後から大きな仕事を任せてもらいました(笑)。プログラムとしてはまだ歴史も浅かったので、どんどん上司に改善案や新たにやりたいことを提案して、上司のサポートも得ながら、すごく自由に色んなことに挑戦させてもらえました。
特に想いを注いだのは、選考の自薦化。もともと制度としては他薦式でしたが、上司・人事に推薦された人しか選考に参加できず、その他の人はチャレンジする機会さえありませんでした。誰しもが自分の意志で手を挙げて応募できるようにすることで、チャレンジ化を醸成すると同時に、これまで以上に多様な人財に機会を提供できると考え、自薦化に踏み切りました。4月に入社してから、7月頃には上司と共に自薦化を提案し、翌年度1部門でトライアルを実施しました。その結果、候補者やその上司、人事から賛同を得られ、現在は全社での自薦化に向けて準備しています。

社員インタビュー
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仕事を通じて、
どのような発見がありましたか?

私は人事という仕事を自ら選んで入社しましたが、想像以上に一人ひとりの人生を左右するものだと知りました。
以前、GCP制度で一人でフランスに派遣された方がいました。もともと彼女は本社の企画部門としてフランスを含めた各リージョンに全社方針を打ち出す立場にいましたが、フランスで方針を受ける立場になり、現地メンバーから本社がどう見えるかを自ら体験し、苦しんでいました。GCP派遣期間中は、自身の振り返りを書き留めるリフレクションシートを毎月人事に提出してもらうのですが、派遣者は全部で50名ほどいたため、担当者の私も一人ひとりに対して丁寧にフォローすることはできていませんでした。また、GCPは参加者が自ら困難を乗り越える中で成長することをテーマとしていたため、寄り添いすぎることへの葛藤もありました。しかし、もし彼女が苦しい状況を克服できないまま帰国したら、「ただ苦しかった経験」のまま、彼女の記憶に刻まれてしまいます。それに気づいてからは、彼女から届くリフレクションシートに対して、メールでやり取りを重ねるようになりました。苦しみの根源はどこにあるのか、今から挽回するために何ができるのか。彼女の苦しみは、その状況を変えたいという想いの表れだと感じ、気づいたら彼女を応援している自分がいました。
彼女が帰国後、「あんなに自分の良いところを見つけよう、モチベートしようとしてくれた人はいなかった。人事という壁を越えて、人として話をすることができて、本当に嬉しかった」と言ってくれたのは、ずっと心に残っている大事な思い出です。
年次・経験に関係なく、「あなたにとって譲れないことって何?」「どんなことを実現したり、どんなことに挑戦してみたいの?」と真正面から向き合い、人の人生に寄り添えることが、人事という仕事の真価なのだと学びました。

社員インタビュー

現在、どんなことに取り組んでいますか?
また、目標を教えてください。

日産における事業創出を加速するために、必要な人財を育て、活躍できる場をつくることです。実際に今、私が主導するかたちで”事業創出人財プロジェクト”に取り組んでいます。開始当初は事業創出に関する全社方針が明示されていない状況で、知識も経験も少ない私は何から取り組めばいいのかさえ分からなかったので、まずは社内外の様々な有識者に意見を求めたり、関連書籍を読み漁ることから始めました。インプットと議論を重ねる中で、実現したいビジョンがクリアになり、最終的には多くの方の協力を得て、全体方針について人事役員の承認を得ることができました。
このプロジェクトは、私自身が目指している「誰しもが自分の個性や想いに自信を持ち、やりたいことに挑戦し、生きがいを感じられる世界にしたい」というビジョンにもつながることだと信じています。今後、施策の実行に向けて乗り越えなくてはならない壁はあると思いますが、日産の事業創出を加速するために、そして事業創出に貢献したいという人財に活躍の場をつくるために、絶対に諦めてはいけないという強い想いで尽力していきたいと思っています。

MY FAVORITE TIME

料理

MY FAVORITE TIME

仕事が終わった後は、ゆっくり料理をして、映画を見るのがとても好きです。最近はパエリアなど、少し凝った料理にチャレンジしています。
また、今後自分が人事として挑戦していきたいことのために、事業開発や人事の先進的な取り組みを勉強する時間も取るようにしています。
休日は友人と温泉旅行やドライブに行って楽しんでいます。最近は会社のメンバーと、オンライン飲み会もしました!

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